1.看護師とバレないように必死
受診や入院時、同業者とわかると気まずいものです。必死に看護師ということを隠そうとする人も多いのではないでしょうか。
2.問診時はまるで申し送り

受診時や入院時に自分の状態を伝えるとき、日頃の癖で医療用語を使ったり、経過に沿って簡潔に状態を伝えたりするのを意識してしまうことはありませんか。
3.自分でアセスメントしてしまう
自分の症状や状態からアセスメントをして何が起こっているのかを予測し、必要な薬を自ら医師に提案することもあります。
4.自分の勤務先には受診・入院しにくい
家族や友人からは「自分が働いている病院の方が勝手がわかっていいんじゃないの?」と言われることもありますが、自分が働いている病院に入院するのはさすがに気まずいです。しかし外来受診の際、治療費を病院が一部負担してくれる施設もあり、逆に積極的に利用している方もいるのではないでしょうか。
5.スタッフの勤務を把握している

「そろそろ深夜の人が来る時間だなぁ」
「昨日あの人は夜勤だったから今日は明けかな?」
など自分が入院している病棟の看護師の勤務が予測できてしまうこともあるかもしれません。
6.ナースコールを押すのをためらう
病棟での「ナースコールの嵐」がいかに大変かよく分かるので、自身が入院した時にはナースコールを押すのをためらう人も多いのではないでしょうか。私はナースステーションに行って声をかけたりラウンドに来るのをひたすら待ったりしていました。
7.患者さんの気持ちがわかる
勇気を出してナースコールを押してみたものの全然来てもらえない。「20時に睡眠剤を持ってきます」と言ったのに待っていてもなかなか看護師が来ないなんてことも。患者さんの立場になってはじめてわかることもあります。
8.できることは自分でやらなくてはと頑張ってしまう
看護師の手を煩わせては申し訳ないという気持ちから、術後はじめての清拭や着替えなど、段取りがわかるからこそ、できることは自分でやらなきゃと頑張ってしまいます。
まとめ
看護師が患者さんの立場になって感じることをまとめてみました。共感していただけるあるあるはありましたか?人の立場に立ってはじめて気付けることがあります。この記事を読んで患者さんが感じていることを知ってもらえれば嬉しいです。患者さんの気持ちに寄り添える看護ができると良いですね。
ライタープロフィール
【東 恵理】ナースLab認定ライター
看護師、保健師、介護支援専門員。 国公立大学看護学科卒業後、総合病院にて手術室、外科病棟を経験。その後、小規模多機能型居宅介護施設へ。在職中に介護支援専門員資格取得したことをきっかけに、在宅分野に興味を持ち訪問看護へ転職。一つの働き方に縛られず、フレキシブルな働き方を目指し、ライター業に挑戦。 現在、訪問看護で非常勤として働きながら看護学校非常勤講師や介護士向け研修の講師も務めている。一児の母。
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