治らない吹き出物、とれないクマ、右肩上がりの体重……。夜勤による不規則な生活や仕事のプレッシャーと向き合う私たち看護師は、肌トラブルに悩みがち！今回は、忙しい看護師でも“簡単に”できる肌荒れ対策を５つご紹介します。
目次
看護師にオススメな肌荒れ対策とは？
「生活リズムの改善」「良質な睡眠をとる」「ストレスを溜めない」など、美容雑誌やネットで見聞きする美容情報。分かってはいるものの、なかなか継続することが難しく、途中で断念してしまうことも。美容皮膚科やエステに通うのも美肌への一歩ですが、まずはコストをかけずに手軽にできる肌荒れ対策をまとめました。
①美容に不可欠なビタミンチャージ
美容のためにも摂りたい栄養素といえばビタミンA・C・Eです。
- ・ビタミンA…βカロテン。皮膚の健康を保ち、乾燥肌を改善する
- ・ビタミンC…コラーゲン生成、抗酸化作用
- ・ビタミンE…肌のバリア機能を高め、ターンオーバーを整える
栄養バランスの乱れは肌荒れの原因のひとつ。そのため、さまざまな食品をとりいれることが大事だとされていますが、休憩時間はさっさと食べて体を休めたいですよね。時間外の入院や急変対応でクタクタになった日は料理をする気分にもなりません。しかし、外食やインスタント食品ばかりの偏った食生活は肌にはもちろん、健康にも影響を及ぼします。毎日自炊をするのが難しくても、せめて野菜を摂るのは意識したいところですよね。そんなときは、野菜ジュースやパック野菜など簡単で手軽に摂れるものを、昼食や夜勤時の食事に取り入れてみてはいかがでしょう。休憩室にあるお菓子を食べる量も減らせるのかもしれませんよ。
②自分に合うスキンケアをする
ネットや雑誌で評判のスキンケアアイテムは「高いものは良い」「口コミが良い」といっても自身の肌に合うとは限りません。プチプラでもいいので肌に合うものを選ぶようにしましょう。たとえば吹き出物に悩む場合は「ノンコメドジェニック」の化粧品がいいといわれています。コメドは毛穴詰まりともいい、吹き出物の原因となるものです。毛穴を防ぐ成分やアクネ菌を起こしにくくする成分で構成されているため、脂性肌や吹き出物で悩む人に向いているそうです。また、肌荒れが特にない場合でも「保湿」はマスト。肌のうるおいを保つ成分(セラミド、皮脂、天然保湿因子)は、年齢と共に減少します。乾燥した肌はバリア機能が低下し、刺激に弱い状態です。睡眠不足やストレスと戦う看護師の肌は揺らぎやすいもの。将来の肌のためにも保湿は忘れずに行いましょう。
③「水分補給」でうるおいプラス
スキンケアで肌の表面を保湿したら、つぎは体の内側です。なるべく水分はこまめに摂りたいところ。仕事中は忙しいかもしれませんが、隙間時間にコップ1杯の水分補給を意識するところから始めましょう。美容の定番ともいえる「1日2Lの水分補給」は、人によっては飲み過ぎとなる場合もあります。食事にも水分は含まれているため、水分補給は1日1.2Lが目安です。
④夜勤は最低限のメイクで乗り越える
心身ともに疲れる夜勤。肌への負担を軽減させるためにも、メイクは軽めがポイントです。マスクで隠れるのでメイクは眉毛と目元を整えるだけでも十分です。ファンデーションや下地を使いたい場合は、仮眠前にクレンジングをして肌を休める工夫を。ふき取るタイプのクレンジングとオールインワンのスキンケアは、仮眠前でも手軽にできるのでおススメです。
⑤生活リズムのため働き方を見直す
夜勤は本来寝ている時間に働いているので、肌はもちろん心身に負担をかけます。夜勤がつらくなった場合、思い切って日勤だけの働き方を視野に入れてみてはいかがでしょうか。しかし夜勤手当がないため、収入面で不安に感じるかもしれませんが、朝起きて夜眠るという規則的な生活リズムが手に入ります。食事に気を遣う余裕が生まれ、心身の負担が軽減されるかもしれません。
まとめ
美容皮膚科やエステに通うだけが肌荒れ対策ではありません。まずは生活習慣から見直し、自分の肌に合ったスキンケアをしましょう。“美は1日にしてならず”ですよ。
～ライタープロフィール～
【美橋サキ(みはしさき)】ナースLab認定ライター
1988年生まれの沖縄県出身。大学病院、精神科病院などで10年勤務。ライフワークバランスの両立を模索する中で、看護師をしながらレストランダンサーやフードコーディネーターとして活動する。現在はフレンチレストランとクリニックに勤めながらWebライターをする日々。趣味は読書と美術鑑賞。化粧品や食品の原材料は納得するまでチェックするタイプ。
Twitter：https://twitter.com/satsulow
