1.長期にわたるお付き合い
クリニックに来院する患者さんはご近所の方がほとんど。付き合いも長くなるため、身の上話を聞いたり、相談を受けたりすることも。そのため、いつの間にか頼られる存在に。
2.常連患者さんの血管に詳しくなる
クリニックは定期的に通院される方が多いので、患者さんたちの人となりを把握していることはもちろん、血管が細い、蛇行しているなどの特徴までも把握済み。採血が難しい人もしっかりコツを掴んでいるので、準備万端で挑みます。
3.ワクチン接種開始日はXデー
秋に近づくと始まるインフルエンザワクチン接種は通常の業務の数倍忙しくなります。何よりもスタッフ同士のチーム力にかかっています。マメな声掛けや役割分担など、日頃から鍛えられてきた連携プレーでスムーズな業務を目指します。そのため診察終了後には達成感や満足感を得て感無量。
4.「おもちに注意」は年末の締めくくり

年末年始になると多くなるのが、「おもち」による誤嚥や窒息。高齢者の場合、リスクがあるのはもちろんですが、食べ過ぎると中性脂肪やHbA1cの数値にも影響があります。患者さんの健康な状態を維持・向上していただくために応援の意味を込めて締めくくりの言葉になっています。
5.とりあえずの受診
「どこで診てもらうのか分からない」と来院する患者さんは少なくありません。内科であっても「足腰が痛い」「眠れない」「歯が痛い」なんて方も。まずはしっかり訴えを傾聴し、症状の観察をします。場合によっては他院を紹介することがあります。もはや専門を通り越してなんでも診ています。
6.メディアの威力を痛感
高齢者の多くはテレビや新聞の健康情報を収集しています。そのため、健康食品やサプリメントなどを大量に摂取していることが害になっていることも。なかには本品を持参してもらい、成分を調べることがあります。
7.看護業務以外の仕事もこなせる

看護業務以外にも事務さんの手伝いとして院内の飾り付けや必要物品の管理、発注を行います。滅菌や消毒はもちろん、様々な検査の準備をおこなうため、病院とは違う知識や技術を習得することができます。クリニックによっては受付に立ったりレジ打ちしたり、なんてこともあります。
8.クリニックならではの他職種連携
病院と比べて多職種の人数は少ないですが、その分深いつながりが生まれます。特に事務さんとは距離が近いので、仕事以外にもプライベートのことまで相談し合ったり、一緒にご飯を食べたりするなど、親しくなる傾向にあります。
9.診察終了時に味わうスタッフ同士の一体感

診察終了時刻が近づくと、心の中でカウントダウンが始まります。丁寧に仕事をこなしつつ、少しでも早く終われるように、よりスピーディに動きます。診察終了後の¨今日もみんなで乗り切った!¨というやり遂げた感はなんとも気持ちがいいものです。
まとめ
内科クリニックは患者さんとの距離が近く、病院とは違って付き合いが長くなり、コミュニケーションが盛んです。趣味や考え方などその方の素敵な部分に触れ、自分が感化されたり、またちょっとした一言から励まされたり元気を頂ける素敵な場所です。ほかにもクリニックならではの¨あるある¨があればぜひ教えてくださいね。
~ライタープロフィール~
【いのうえ ゆき】ナースLab認定ライター
大阪府出身。1990年4月6日生まれ。31歳・一児の母
総合病院・がん治療専門クリニック・内科クリニック・訪問看護の経験あり。
7年の看護師生活と、産後-7㎏ダイエット成功体験から「食事」がその人のカラダとココロを作っていると気づく。現在は「夫婦ともに健康でいるために、具体的な食生活の改善方法」について、SNSで発信中!
Twitter: https://twitter.com/yuki_30_34
ブログ: https://www.yukisanblog.com
