笑いあり涙ありの学生時代。当時の苦労や失敗は多々あったものの、今となっては笑える話ばかりです。今回は“学生あるある”の思い出深いエピソードをご紹介します。懐かしすぎる“あるある”にきっと大きく頷くはず!
【授業あるある】
1. 居眠り
授業中寝ないように心がけても、眠くなってしまいます。特に難しい理論の時間は眠気が一気に襲ってきます。目が覚めて先生と目が合ったときの申し訳なさは本当に心が痛いです...。
2. 課題のレポートが消える
授業の課題量が多いのが看護学生の特徴です。手書きで提出する授業もありますが、最近はパソコンで作成することも多くなってきています。レポートを作成している途中自分で気づかないうちにどこかのキーを打ち白紙に戻ってしまったり、途中眠ってしまって謎の言葉が打ち込まれてページ数がすごいことになっていたり...。偶然上書き保存をし忘れている時に限って作成中のレポートが消えてしまうということが起きて、パニックに。
3. 勉強できる友達を見て焦る
国家試験対策やテスト対策で、友達と勉強しているときわからないことが多すぎると一気に不安になる。また、「全然勉強できていない」と言っていた友達が高得点を取ると非常に焦ります。
4. 実技テスト前は自主練習
実技テストがある前日は放課後に友達と残って必死に練習。血圧計のマンシェットがうまく巻けなかったり、血圧測定で圧を入れないで聴診器で聞いたりすることも...。
5. 演習でベッドに横になると眠気が襲ってくる
患者役でついついベッドに横になると目を閉じてお休みモードに。特に昼食を食べた後の演習や、レポート作成で前日寝ていない日のベッドは天国。「ずっと患者役をやっていたい...」のが本音。
【実習あるある】
1. コミュニケーションの難しさに直面する
患者さんも色んな方がいます。積極的に話しかけようと努力もするのですが、緊張や恐怖でコミュニケーションがうまくいかなかったりすることも。
2. 指導者に報告する時、何を言っているかわからなくなる
早く報告しなきゃという思いで報告するのですが、主語が抜けたり、話す内容がまとまっていなかったり、自分でも何を報告しているのかわからなくなる時があります。指導者さんに「整理してから報告してね」と言われることも。
3. 顔色が悪くなる
初日は身だしなみ程度の化粧をするのですが、実習の日数が経ってくると疲労が出てきます。徐々にすっぴんに近くなり、眉毛だけしっかりあるパターンや、眉毛がなくなるというパターンがありませんか?
4. 声がかけられない
指導者や担当看護師が忙しくしていると報告に躊躇し、結果声かがかけられないことがあります。連絡・報告・相談が重要なのに、勇気が出て決意するまでに時間がかかる。
5. スタッフと間違えられタジタジ
外部の人は看護師と学生の区別が難しいので、ナースステーションにいるだけで看護師として見られがち。しかし、声をかけられた時の大きな動揺に気づく人も。
6. 患者さんの部屋に長居し過ぎて注意を受ける
情報収集のために患者さんとコミュニケーションをとっている間に、話が盛り上がりあっという間に1時間なんてことも...。
7. 根拠は?と聞かれる
行動計画に対して「根拠は?」「どうしてするの?」と聞かれるので、朝の行動計画の調整時間は覚悟が必要。
8. 実習レポートが毎日同じような内容になってしまう
毎日同じような内容の実践をするので、レポートの内容がほぼ同じに。
9. 夜食を食べて顔がパンパン
深夜作業になってしまう指導案作成やレポート、看護計画…。ついつい、パンやおにぎり、ポテチなどを食べすぎてしまい、翌朝顔がパンパンに。
10. 太るか痩せるかのどちらか!?
実習中は記録物が多く睡眠不足が続きます。現場では、緊張が続くので知らず知らずのうちにストレスが蓄積。暴飲暴食をするか、疲労で痩せるかの2パターンに分かれやすい。
11. 寝落ちしてしまいレポート内容が薄い
寝るつもりはないのに、いつの間にか寝落ちをしていて気づいたら朝になっていたということありませんでしたか?レポートを形にするために一生懸命書きますが、内容が薄くてヒヤヒヤ。
12. かばんが重すぎる
実習中は、参考文献、記録物、筆記用具、聴診器、お昼ごはん、飲み物などでとにかく荷物が重い。カバンの持ち手がボロボロになるのも思い出です。
13. 白衣にボールペンのあとが
メモを取ることに慣れていないため、毎回バタバタ。慌ててポケットにボールペンを入れるので、ポケット周辺にはたくさんの斜線が引かれています。
14. 白いソックスが増える
白いソックスを見かけるたびに購入。実習中は特に増えます。
15. 手厚い保健指導
実習では、術前指導などの保健指導をさせてもらうことがあります。開腹手術後創部に負担がかからずに喀痰する方法を実演で伝えたり、骨盤底筋群体操を一緒に行ってみたり、分かりやすく体で表現。小児実習では、子どもが好きなキャラクターを作って保健指導を行うなど、気持ちを込めた指導案作りに没頭。一人の患者にたくさんの時間をかけて寄り添うことができるのは、学生の特権!
16. 頭の中から「したがって」「~である」が離れない
アセスメント、記録を繰り返す日々なので、学生仲間と会話する時にも「したがって」や「~である」というような論理的な会話になってしまいます。
17. 土日は遊べない
実習中の土日は記録やしっかり睡眠をとるための時間。やるべき課題があるので、遊ぶことはできません。
18. ポケットがパンパン
メモ帳、時計、ボールペン、蛍光ペンなどとにかくポケットは常にパンパン。早くメモしたいのに、メモ帳を取り出せずにあたふたなんてこともありました。
19. 患者さんの言葉に感動
患者さんからの「ありがとう」という言葉に感動し、嬉しさでいっぱいに。実習最終日では涙することも。
20. 実習終了後は自分にご褒美
実習が終了すると解放感に満ち溢れます。さっそくケーキやスターバックスコーヒーなど、自分へのご褒美に突っ走る!
まとめ
学生時代はとにかく大変だったという思い出が多くありますが、思い返してみるとクスッと笑ってしまうエピソードばかりです。看護学生時代に努力した経験が今に繋がっていることは間違いありません。ぜひ学生時代を振り返りながら同僚と盛り上がってくださいね。
~ライタープロフィール~
【只野香奈美】ナースLab認定ライター
1988年生まれ。北海道出身、看護師歴5年。産婦人科、新生児室、健診を経験。
20代後半に韓国留学し韓国人の夫と出会い結婚。現在は2児の子育てをしながら、日本の文化を伝える講師として活動中。バイリンガルを活かし、韓国でも看護師免許取得に向けて勉強中。今後は予防医学を深め、多くの人に伝えていきたい。