
仕事に向かうとき、帰るときに必ず立ち寄るロッカールーム。そこにある個人のロッカーは、狭いながらも職場内での大事なプライベートスペースです。立ち寄る時間は短くても、少しでも快適に使いやすくするために、さまざまな工夫を凝らしてロッカーを活用しているのでは。今回はそんな看護師のロッカーあるあるを紹介します。
目次
往復だけで疲れてしまう!ロッカールームが遠い
ロッカールームはたいてい病院の地下だったり別棟だったりと、実際働く場所からかなり遠くに設定されているところが多いようです。そのため出勤時は足取りが重く感じることも。場合によっては、エレベーターの使用が禁止されている病院もあるので、たどり着くだけで大変なことも。また退勤してやっとロッカールームに着いたと思ったら、医療用PHSを白衣のポケットに入れたままだった、あるいは忘れ物をしたなどで戻らなければならない事態が起こると、いつも以上に疲れてしまいます。
とにかく狭い!
一般的なロッカーは高さ180cm、幅30~40cm、奥行き約45~50cmです。またロッカーの内部には、ハンガーをかける棒と上下に一つずつ小さな棚があります。

しかし縦に長い構造であるため、無駄な空間が多く、着替えたり物品を入れたりすると物を置くスペースが意外に少なく、狭く感じるかも。冬だと私服が厚手になるため、コート類をかけるとさらに狭く感じてしまいます。また、病院や施設によっては靴をしまったりすることもあるようで、さらに収納スペースがなくなってしまいます。
ロッカー内に物がたくさんで、紛失しやすい
狭いロッカーにいろいろ物を入れます。たとえば予備の制服や私服、仕事に関連した小物類、私物、さらに勉強会・委員会の資料など。どんどん物を入れていると、必要なときにすぐ探せなくて困ることも多いはず。定期的に整理できればいいのですが、業務で疲れた後にロッカーを整理整頓するのは至難の業です。私自身も年末などにまとめて整理して、かなり疲弊した思い出があります。
着替えのタイミングが勝負
ロッカールームには同じサイズのロッカーがずらりと並んでおり、隣同士のスペースがかなり詰まっています。そのため隣同士で着替えた場合、ドアを開けるタイミングや角度、ときには上着を着るときに手がぶつからないようにするなど、かなり気を使います。中には混雑する時間を避けて着替えている人もいるようです。
ロッカーの扉に写真やメモが貼られている
扉を開けると家族や推しの写真が貼られていることもあります。始業前のモチベーションアップや終業後のほっとするひとときに役立っているようです。プライベートスペースであることを有効に活用していますね。
反面、気になるのは休み明けにロッカーの扉に仕事での指摘が付箋で貼られていること。これは経験上、あまりよくないお知らせであるケースであるため、ロッカーの扉の付箋を見るとドキッとします。

消臭・収納グッズが充実してくる
狭いロッカー内に効率よく物を収納するために100円均一ショップで買った小物入れやS字フックなどのグッズを駆使している看護師が多くみられます。100円均一ショップは収納グッズが豊富であるため、さまざまなグッズを組み合わせることで、自分好みにレイアウトしやすいのでしょう。
またロッカーの性質上、どうしても臭いがこもりがち。靴を入れるとなおさらです。そのため除湿剤や消臭剤を常備して対策を講じているのです。
まとめ
ロッカー内を誰かに見せるわけではありません。しかし、借りているスペースなのでできるだけ自分も周りも快適に使いたいですし、またどれだけ狭くても自分だけの大事なスペースです。安心して業務に取り組むためにも、ロッカーを快適に使えるように活用していきたいですね。
以前のコラムにもロッカー収納術の記事がありますので是非ご覧ください。
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ライタープロフィール
【雪猫堂】ナースLab認定ライター
看護師。北海道出身、在住。看護学校卒業後2か所の総合病院でリハビリ病棟、整形外科の看護を経験。現在訪問看護ステーションで非常勤として勤務している。小学生2人の母親でもありワークライフバランスのあり方を模索中にライター業に出会う。
看護師による看護師のためのwebメディア「ナースの人生アレンジ」