1:とにかく大学病院が一番!という患者さん
主治医が自宅近くの病院の紹介をすすめると「大学病院が一番いい病院でしょ?だからここでずっと見てもらいたいのよ」という患者さんは少なくない。
2:診療科が多すぎて把握するのに2~3年かかる

すべての診療科と特徴を覚えるのは至難の技。まれに新しい科が増えたり、名前が変更になったりしている。
3:外来を歩いていると、ほぼ患者さんから呼び止められる
受診する科にたどり着くまでに多くの患者さんが迷子になっている。
4:大学病院といえば「待ち時間が長すぎる」
大学病院で働いていることを伝えると「5時間も待たされたのよ」という苦労話が始まる。
5:「◯◯先生知ってる?」「○○さんという看護師さんいるよね」と言われても知らない
答えられるようになるまでには相当の経験年数が必要。
6:雑誌や新聞などのメディアに掲載されても知らない
所属しているところ以外の情報に乏しい
7:知らない組織や委員会がある

院内伝達事項に「◯◯委員会の活動報告」と書いてあるのを見て、はじめてその存在を知る。
8:研修医の診察を受けてくれない
大学病院ならではの悩み。研修医の診察を受けたくないと言う患者さんの対応に毎回困惑している。
9:知らないうちに最新の医療機器が導入されていることがある
物品を探していると知らない医療機器が導入されていることに気づく。しかし使い方がわからない時はとりあえず触れない。
10:役職からの紹介患者さんが凄すぎる
「病院長のご紹介で来られた患者さんです」と申し送りがあるだけで、スタッフに緊張が走る。緊張のレベルは、役職ランクと比例する。
11:教授回診はまさに「白い巨塔」。患者さんにまで緊張感を与えている

あまりに多い人数なので、ドラマさながらの迫力に驚いた患者さんの訴えが聞かれる
12:自分の病院はなるべく受診しない
待ち時間が長い、知り合いが多いという理由で受診を避けることがある。自分でアセスメントして、この症状なら近くのクリニック、しっかり検査が必要そうなら大学病院と使い分けている。
13:まとめ
大学病院ならではの“あるある“ですが、経験がなくても頷けることがいっぱいです。職場によってもそれぞれ特徴があるので、ぜひいろいろな”あるある“で盛り上がってみてくださいね。
~ライタープロフィール~
【野田裕貴】ナースLab認定ライター
大学病院で11年勤務し、血液内科、緩和ケア、ICUを経験。新しい働き方にチャレンジするために、看護師ライターへ転身。現在はWEBサイトへの執筆、看護大学の非常勤教員、老人保健施設の夜勤を兼任するパラレルワーカー。多くの人の最期に関わってきた経験から、人生や命について情報発信するメディアを運営中。
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